大阪府教委汚職:贈賄側の動機

 大阪府立高校非常勤講師採用をめぐる大阪府教委の汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された上宮学園前理事長(75)は動機について、「教員志望の孫が採用試験に落ちたので、非常勤ででも勤めさせたかった」としていることがわかりました。〔『共同通信』2006/2/15
 大阪府立高校の教員採用の倍率はとても高く、専門教科・科目によってはほとんど「運」の領域のような高倍率(数十倍~百倍以上)もあり、有能な人だからといっても必ずしも採用されるとは限らない現状があります。そんな中で「教員採用にあたって、有力者のコネや贈収賄がまかり通る」ということは断じて許せるものではありません。前理事長のやり方は、自らの社会的地位を私利私欲に悪用した、とんでもない話だといえます。
 その上、収賄側の前教育監は、「前教育監にとっては府教委時代の先輩・上司で、教育監としては2代前の前任者でもある元教育監が、当時上宮学園に天下っていて、その元教育監からも頼まれて断り切れなかった」といいます。逮捕された前教育監のみならず、当時上宮学園理事だった元教育監が果たした役割も徹底解明されなければなりません。
 今回の事件の事実関係を徹底的に解明し、同様の事件の再発防止につなげていくことが強く求められます。また、ほかに同様の事件がなかったかどうかも調査していくべきです。

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