「君が代」不起立で教職員処分:東京都

 東京都教育委員会は3月30日、今年3月におこなわれた卒業式での「君が代」斉唱時の不起立で教職員35人を処分しました。中には停職6ヶ月の処分を受けた教諭もいます。〔『asahi.com』2007/3/30

 そもそも「君が代」不起立で処分する理由はありません。不起立で卒業式が進行できなくなるほどの混乱が起こったわけでもありません。むしろ起立強要の方が、憲法をはじめ、国旗・国歌法、学習指導要領、政府見解などに反する行為です。
 一番重い処分で停職6ヶ月ということですが、今までの停職6ヶ月の例を見ると、「児童・生徒への悪質ないじめや虐待を継続的に加えていた」「激しい『体罰』を加えて大けがをさせるなど重大な事態を招いた」など、あからさまな犯罪的行為や反社会的行為をおこなった教師に科されるような処分です。「君が代」不起立が、そういった犯罪的行為と同レベルの悪事などということはあり得ません。
 また東京地裁でも強制は違憲・違法という判決が出ているにもかかわらず、控訴中といえども地裁判決を無視して処分を出した今回の行為は、問答無用で君が代を押しつけたがっている東京都教委による教師への見せしめ・脅しと受け取らざるを得ないでしょう。