今度は埼玉で:運動部顧問の暴力・わいせつ事件

 埼玉県上尾市立中学校で運動部顧問を務めていた男性教諭(51)が、部員13人に対して「練習でミスをした」などとして、暴力・太ももを触るなどのセクハラ行為・「馬鹿は死ななきゃ治らない」などの暴言を継続的に繰り返したとして、埼玉県教育委員会は2007年3月16日、この教諭を停職処分にしました。


 部活動指導者が「練習ミス」などを理由に引き起こすこの手の暴力事件は、頻繁に起きています。
 この教諭が加害行為におよんだ理由として「部活動を強くしたかった」としているということです。この言い分は、この手の事件が発覚した際の、加害者の定番の言い分です。暴力や暴言で競技力が向上するなど聞いたこともありませんし、スポーツ科学では明確に否定されています。
 この手の指導者こそ「馬鹿は~」ではないかと揶揄したくもなりますが、それはさておき、競技や学校種の別なくこの手の指導者があとを絶ちません。マスコミ報道されるものだけみても数ヶ月にに1回はこの手の事件が報じられているということを考慮すると、こういう間違った指導者は全国にはびこっていることは容易に推測されます。被害に遭っている児童・生徒がたくさんいることは遺憾です。
 「競技の実力や指導力があれば、反社会的行為でも何でもしていい」と勘違いし、暴力行為や反社会的行為への批判など自分たちにとって不都合なことは「競技の実力のない脱落生徒や、指導力のないほかの指導者の逆恨み」という妄想で開き直るスポーツ指導者は時々いますが、この手の間違った指導者はスポーツ以前に、人として問題です。
 またこの手の指導者を盲信し、「競技の実力のない被害生徒が逆恨みして、部活動の足を引っ張っている」かのような妄想をふくらませて被害者攻撃をおこなって二次被害を与えるような者も、この手の事件ではあとを絶ちません。こういう手合いに対しても、世論で徹底的につぶしていくことが重要でしょう。
 被害にあった生徒に対しては、心の傷ができるだけ早く回復することを願っています。