大学図書館の本の未返却、卒業させない場合も

 大学図書館で借りた本を返却しないまま卒業する学生が各大学で相次いでいることから、「返却しない場合は卒業させない場合もありえる」などの強硬策を各大学がとっていると報じられています。〔『読売新聞』2007/3/2〕


 大学図書館の蔵書は大学の財産であり、また公共の財産だといえます。また大学図書館には、ほかでは入手困難な資料もあります。
 未返却者が増えることは、蔵書が散逸したり減少することにつながり、図書館の運営にも悪影響を及ぼしかねません。誤って紛失したり破損したりすることはありえるでしょうが、意図的に未返却状態になることは好ましいことではありません。
 未返却を理由に卒業させないとはいささか強硬に感じられるかもしれませんが、それ以前に学生が蔵書を借りたまま未返却状態にさせて平気だという考え方の方が気になります。