兵庫県立香住高校の寮でまた集団暴力事件

 兵庫県香美町の兵庫県立香住高校の寮で2006年12月、風呂場で同級生に対して熱湯をかけるなどの集団暴行を加えて大やけどをさせたとして、兵庫県警美方署は2月27日、同校1年の男子生徒4人を逮捕しました。集団暴行の背景には、被害生徒への継続的ないじめがあったということです。

 被害生徒は事件のショックで通学できない状態に追い込まれているということです。とても悪質な事例であり、被害生徒への手厚いケアと、加害者への措置、再発防止策など多方面からの対策が早急に求められます。
 一方でこの暴力事件は氷山の一角だといわざるを得ません。香住高校の寮については近年だけみても、2002年と2005年にそれぞれ、寮生による別の寮生への集団暴力事件が新聞報道されています(『神戸新聞』2002/8/27,2005/4/21)。
 2002年7月発生(同年8月に報道)の暴力事件は、3年生が1年生に対して「掃除の仕方が悪い」などと難癖をつけて集団暴行し、骨折などのけがを負った生徒がいました。また暴行を理由に、被害生徒のうち7人が寮を飛び出して、中には100キロ近く離れていてしかも山を越えなければならない姫路の実家まで自転車で逃げ帰った生徒などがでたということです。
 2005年4月には、「窓から隣をのぞいた」ということに難癖をつけ、2年生生徒が1年生生徒を殴って鼻の骨を骨折させる事件が発生しています。
 新聞報道されるほどの悪質な集団暴力事件が5年間に3回も発生するなど、寮の運営に問題がある、暴力体質がはびこっていると判断せざるを得ません。また、これらの事件は偶発的ではないと考えられることを考慮すると、報じられていないところでも日常的に暴力事件が発生していることは容易に推測できます。
 学校側は2002年と2005年の事件でもそれぞれ、再発防止策をとるとしていましたが、全く教訓が生かされていないことになります。

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