本当に「教育的配慮」なのだろうか

 宮城県仙台市の元中学校教諭が在職中、教え子にわいせつ行為をしたとして実刑が確定した事件で、仙台市教育委員会が「教育的配慮」として元教諭の懲戒免職を公表していませんでした。このことに対して、被害生徒の保護者が疑問を呈しています。

被害生徒の父「立場悪用卑劣な犯罪」 仙台・教諭淫行〔『河北新報』2007/2/7〕

 保護者側は、元教諭の懲戒免職の事実についての公表を申し入れていたが、断られたということです。
いったい誰のために公表を見送ったのか。加害者教師をかばい、また市教委の組織への「配慮」と見なされても仕方がないでしょう。

 わいせつ事件そのものが論外の行為ですが、教師という立場を悪用して生徒にわいせつ行為をおこなったという点では、さらに悪質です。こういう教師を公表することは社会的利益にも沿うことです。生徒への配慮というのなら、被害生徒が特定されないような工夫をした公表はいくらでもあります。