君が代処分取り消し訴訟を提訴:東京

 東京都の公立学校で、入学式や卒業式の際に「君が代」不起立で処分を受けた教員らが、2月9日に処分の取り消しを求めた訴訟を起こしました。

 東京地裁では2006年9月、日の丸・君が代の強要は違憲・違法として処分を禁止する判決が出ています。東京都の強要状況は異常で、「憲法には思想信条の自由がある。一人一人が自分自身で考えてほしい」という発言をおこなった社会科教員が処分されたというひどい例もあります。
 だいたい、日の丸・君が代に対する考え方は内面の自由で、教育活動に支障をきたすようなものではありません。暴力教師や生徒いじめ教師などよりも重罪に扱って処分する道理はありません。
 また、強要派が根拠としている学習指導要領や国旗・国歌法ですら、強要はそれらの趣旨とは反するものです。学習指導要領では入学式や卒業式については生徒の自主性を尊重する主旨を明記していますし、国旗・国歌法では強要は望ましくないという政府見解が出ています。
 そもそも本気で「いいもの」と強要派が考えているのなら、別に強要しなくても自然に広がるはずですが、強要を考えることが矛盾です。