「体罰」でけがをさせた教師は警察に通報:沖縄・那覇市教委

 沖縄県那覇市教育委員会は1月25日までに、「体罰」で医師の診断書が出るようなけがを児童・生徒に負わせた教師を、直ちに警察に通報する方針を決めたということです。〔『沖縄タイムス』2007/1/25 夕刊〕

 もとより、暴力・「体罰」自体が、教育とは全く無縁のものです。しかし教師による児童・生徒への暴力事件・「体罰」事件は、那覇市だけではなく全国各地であとを絶ちません。それも「体罰」事件の場合、「暴れる生徒に対してやむなく正当防衛の実力行使をおこなった」というわけではありません。加害者教師が無抵抗の児童・生徒に対して一方的に暴行を加えているのです。
 多くの「体罰」事件の場合、加害者教師は生徒にけがをさせても口頭注意だけですみ、何の反省もしていないという例も目立ちます。また加害者教師本人やそれに近い場所(同僚教員や管理職、教師派の保護者・生徒など)が、「被害者が意味不明な因縁をつけて加害者教師に絡み、加害者教師を陥れた」かのように事実関係を正反対にゆがめて、一方的に被害者を攻撃して被害者に二次被害を与えるということも珍しくありません。
 もちろん、警察に通報しなければならない状況を未然に防ぐ、すなわち「体罰」事件そのものを根絶していくという立場が一番重要です。
 「体罰」根絶を目指す方法として、「体罰」事件を起こさせないこと・また万が一発生してしまっても加害者やその周辺の自己正当化を起こさせないようにすることの一環として、那覇市教委の「『体罰』事件で診断書が出れば通報」というのはひとつの方法だといえます。