いじめ自殺再調査、3件をいじめ自殺と認定

 いじめ自殺ではないかとして報道などで指摘されたものの統計上ではいじめ自殺として扱われていなかった、過去約10年間の児童・生徒の自殺事件約40件について、文部科学省が再調査をおこないました。

 その結果、いじめ自殺と認定されたケースも3件ありました。また、いじめが主因の自殺とは断定しなかったものの、いじめも自殺の一因になっていることや、自殺した児童・生徒へのいじめの存在を認定したケースも11件あります。
 いじめ自殺と認定されたのは、大阪府堺市の堺市立商業高校の高1女子自殺事件(1999年11月)、北海道滝川市の市立江部乙小学校の小6女子自殺事件(2005年9月)、愛媛県今治市の市立中学校の中1男子自殺事件(2006年8月)の3件です。
 これらの事件は、いじめ自殺と認定されて当然というケースです。一方で、明らかないじめ自殺にもかかわらず、原因について「(主因ではなく)理由のひとつ」という判断にとどまったり、いじめ自殺を否定したケースも依然としてあります。
 一部とはいえども今までの統計を見直したこと自体は、一応前進だといえるかもしれません。しかし同時に、見直したといえどもまだまだ不十分な水準です。