数値目標設定の公立高校が増加

 『読売新聞』(web)2007年1月9日配信『公立高校 広がる数値目標設定』によると、進学率や部活動加入率・家庭学習の時間数など、公立高校が具体的な数値目標を設定して教育活動にとりくむ動きが広がっているということです。

 目標を設定することそのものは、ひとつの手段だとは考えられます。しかしその一方で、現実を無視した数値目標だけが先行することになれば本末転倒です。
 例えばいじめ問題で、「いじめ0」の数値目標を教職員への評価と絡めて追求したことが逆に「いじめ隠し」を生んだと指摘されています。「統計上はいじめ自殺は数年間0件となっていたが、実際には統計上0となっていた期間も毎年少なくとも数件いじめ自殺が発生している」など、統計の上では数値が過小になっているが実際には陰湿ないじめが広がっている・実際にいじめで苦しんでいる子どもを放置していることになっている、という指摘は記憶に新しいことです。
 「数字そのものを追いかけるのが自己目的化し、数字に振り回される」ということにならないよう、常に自己点検が求められているといえます。

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