容疑者、ベビーシッター紹介サイトで複数トラブルか

 ベビーシッターに預けられた2歳男児が埼玉県富士見市のマンションで遺体で発見された事件に関連して、死体遺棄容疑で逮捕されたベビーシッタ・物袋勇治(26)がインターネットのベビーシッター紹介サイトで複数のトラブルを起こしていたことがわかった。


 被害児童の母親が利用したベビーシッター紹介サイトでは、物袋について複数の利用者からトラブルの苦情が寄せられたとして、サイトの書き込みを禁止する処分をおこなった。
 被害児童の母親自身も、物袋と以前にトラブルになり、契約を解除したという。
 しかし物袋は、偽名を使ってメールアドレスを変えるなどしながら再登録していた。被害児童の母親は、相手が偽名を名乗っていたため、以前にトラブルになった人物とは気付かずに連絡を取り、今回の事件につながってしまった。
 虐待ベビーシッターが一番悪いのは言うまでもないが、紹介サイトの運営にも問題があるのではないか。
 サイト経由だと、自社でベビーシッターを契約していないことから、人件費コストを抑えられて利用料金が安くなることを「メリット」としているという。そのためサイトの仲介料金も不要で、契約は個人間の交渉によっておこなわれるものとなっている。
 しかしベビーシッターに名乗りをあげる人物については、この紹介サイトでは身元や所持資格・経歴などを調査せず、登録者の自己申告のみとなっていたという。トラブルが複数報告されている人物が偽名で再登録できるということ自体、問題であろう。
 保育は子どもの成長に関わるものである。預けるといっても、荷物とは大きく違う。このような悪質な保育者を排除できないような仕組みは問題である。
(参考)
◎ベビーシッターの男、複数の“偽名”でサイト登録(テレビ朝日 2014/3/19)