「ゆとり教育の見直し」を明記方針:教育再生会議

 政府の教育再生会議は12月28日、2007年1月にも提出予定の中間報告について、「ゆとり教育の見直し」を明記する方針を固めました。


 ゆとり教育が学力低下につながっているという批判を受け、改定の意思をはっきりさせる意図を表示したものと見られます。
 しかしその一方で歴史的には、「学力向上を目指した教育課程では『詰め込み』などという批判が出てゆとりの方針を打ち出す」「ゆとりの方針に基づいた教育課程では学力低下という批判が出て学力向上の方針を打ち出す」の2つの内容が、交互に現れてきました。その時々の担当者の短期的な認識で教育政策が左右されて対症療法的な政策を打ち出して失敗するということの繰り返しで、長期的な視野に立った教育政策が実現されていないという歴史をたどっています。
 ゆとり教育に伴う問題点を改善することは否定しませんが、長期的な視野に立った教育のあり方についてもっと深く踏み込むことが求められています。