高校で日本史必修検討へ

 高校の履修科目について、文部科学省が「日本史必修」を検討していることが明らかになった。

 早ければ2019年度にも実施したいとしている。国際化のもと、自国の歴史を十分に学び理解している人材の育成が必要と判断した。
 現行の高校での歴史教育は、1989年度改定の学習指導要領(1994年度1年生から学年進行で実施)で、従来の社会科から地理歴史科・公民科に分割され、地理歴史では世界史が必修になった。
 その影響で、学校現場で日本史離れの風潮が広がり、3割程度の高校生が日本史を履修しないまま卒業しているという。
 日本史を履修させること自体は重要だろう。しかしその一方で、安倍政権の「教育再生」路線とも絡まり、日本史の授業内容に不当な介入がおこなわれかねないことが気になる。
 現時点でも、教科書検定基準の変更を図る動き、高校教科書の沖縄戦「集団自決」検定問題、中学校教科書ではあるが沖縄県八重山地区教科書採択問題など、あらゆる角度からの教科書攻撃が続いている。
 教科書攻撃の一環として、右派的な誤った史観を押し付けられるおそれがあり、気になる。
(参考)
◎日本史、高校での必修化を検討…中教審諮問へ(読売新聞 2014/1/6)

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