三郷特別支援学校暴行事件、教諭を不起訴に:埼玉

 埼玉県立三郷特別支援学校の女性教諭(32)が2011年、当時担任していた小学部低学年の複数の児童に対して暴力行為を繰り返していた「体罰」問題で、さいたま地検越谷支部は12月26日付で同教諭を不起訴処分とした。

 報道によると、書類送検された2件の「体罰」のうち、2011年6月に児童2人を平手打ちした事件については「裏付けがはっきり取れなかった」として嫌疑不十分、2011年9月に児童1人の足を蹴った事件については事実と認定したものの「起訴するほどではない」と判断して起訴猶予処分にしたという。

 この事件では、被害者が小学校低学年で知的障害児でもあることが、立件の壁になったのではないかと推測される。部分的に事実認定されたとはいえども、暴力の全容も極めて悪質なものであるにもかかわらず、それに見合う刑事処分が取れないという状況は、なんとかならないものかと感じる。

 事件発覚当時の2011年の報道によると、被害児童は障害のため被害を訴えることなどが難しく、夜泣きするなどの異変に保護者が気づいて発覚したという。また立件された事件のほかにも、別の女子児童への暴言なども指摘され、当該教諭は減給処分を受けている。教諭は病気を理由に休職状態だという。

 不起訴だとはいえども、教諭の行為が法的に正当と認定されたわけでははない。このようなことが二度と起きないよう、あらゆる手立てが求められる。

(参考)
◎さいたま地検 体罰で書類送検の女性教諭を不起訴処分(スポニチ 2013/12/27)

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