教諭の不適切事情聴取訴訟、唐津市は控訴せずと発表

 佐賀県唐津市は12月27日、市立中学校3年だった女性(現在20歳)が、在学中に教師から高圧的な事情聴取を受け、精神症状を発症したとして訴えていた訴訟で、市に約1770万円の支払いを命じた一審佐賀地裁判決(12月13日)を受け入れ、控訴しないと発表した。

 この事案は2007年に発生した。女性は教師2人からから「いじめに関与した」と決めつけられて、自白を迫られるような高圧的な事情聴取を受けるなどした。そのことが引き金となり、解離性障害など精神症状を発症した。
 判決では教諭の行為を不適切と認定したうえで、女性の症状が事情聴取直後から発生したことなどを指摘し、教諭の行為と症状発症との間に因果関係があると判断した。
 市が控訴を断念したことは評価できる。裁判としては終結という形にはなるが、こういう事件を再び起こさせないようにしていくことも重要である。また、原告の症状が一日でも早く良くなることを願っている。
(参考)
◎唐津市1700万円支払いへ=いじめ聴取訴訟で控訴せず-佐賀(時事通信 2013/12/27)