教科書検定審議会、教科書検定基準変更方針承認

 文部科学省の教科書検定審議会は12月20日、教科書検定の改革案を議論した。政府与党の自民党の意向を受け歴史や公民などでについて、政府見解や有力的な学説に沿った記述を求め、また学説が二分している場合には併記するなどの案を打ち出した。

 またすべての教科書について「愛国心」などを盛り込んだ改悪教育基本法に適合しないと判断した場合は不合格にすることも盛り込んだ。
 一部の委員からは、「政権交代したからといって検定基準を変えるべきではない」という意見が出されたものの、審議会としては改定案を了承した。
 自民党政権により教育分野の保守・反動化が進むもと、右派にとって都合のいい教科書記述を押し付けるための口実になる危険性がある。
 沖縄県八重山地区の教科書採択問題でも、政府が育鵬社版を押し付けようとしているなどの事例もある。また自民党系や維新など右派系の地方議員が、特定の教科書を名指しして採択させないよう妨害する動きも強まった。
 教科書検定基準の変更によって、右派にとって気に入らないとみなした記述が排除され、事実がゆがめられる危険性がある。極めて憂慮すべきものである。
(参考)
◎検定基準改正を了承、反対意見も 教科書審議会(共同通信 2013/12/20)

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