同日に「体罰」で中学校教員2人をそれぞれ書類送検:大阪

 大阪府枚方市と堺市で12月17日、別の中学校教員2人が生徒への「体罰」・暴力行為で相次いで書類送検された。

 枚方市立枚方中学校の男性教諭(34)は、2013年10月8日午後、休み時間に1年の男子生徒を黒板前に立たせ、生徒の体すれすれの黒板をたたいて威嚇した上、胸ぐらをつかんで首を絞めるなどの暴行を加えたとして、大阪府警枚方署から暴行容疑で書類送検された。被害生徒は不登校になった。
 またこの教諭は以前にも少なくとも3回、部活動中や授業中に「体罰」や暴力行為を繰り返していたことを学校側が把握していながら、この事件も含めて全て「行き過ぎた指導」としか扱っていなかった。2013年4月にはこの教諭が授業中、別の男子生徒の腕を引っ張るなどしてケガをさせたが、市教委にはケガの事実を隠し、校長が自費で治療費を負担していたという。
 また堺市立三国丘中学校の男性講師(33)は2013年11月18日、3年生の男子生徒を注意中に胸ぐらをつかむなどして揺さぶり、頭部打撲や脳震盪などのケガを負わせたとして、大阪府警堺署から傷害容疑で書類送検された。
 事件の動機について、枚方市の教諭は「指導の一環」、堺市の教諭は「人に対する言葉遣い、態度を改めさせようとやった」と、いずれも指導を自称しておこなったことをほのめかしているという。
 このような行為は「指導」とはいえない。感情的な暴力を「指導」の口実でごまかそうとしているだけである。刑事事件としても、また教育委員会としても、厳しく処分されなければならない。また枚方市の事件では、学校側が「行き過ぎた指導」と軽く扱うなど、学校の市政にも重大な問題があるといえる。
(参考)
◎中学教諭、生徒に暴行容疑で書類送検…枚方(読売新聞 2013/12/18)
◎指導中もみあい中3が頭にけが…講師を書類送検(読売新聞 2013/12/18)

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