選手への暴力で体操コーチ書類送検:大阪

 体操の10代の女子選手がコーチから暴行を受けたとJOCに訴えていた問題で、大阪府警捜査一課は12月9日、指導中に選手2人の暴行を加えてケガをさせたとして、大阪府泉大津市の「羽衣体操クラブ」代表・井岡淑子コーチ(42)を傷害容疑で書類送検した。

 捜査一課は、起訴を求める厳重処分の意見を付けた。捜査関係者によると、同コーチは「指導の範囲だった」と容疑を否認しているという。

 2011年10月、当時10代だった女子選手に「体重管理がなっていない」などとしてバインダーで頭を殴りつけた。後日この選手が退部を申し出ると、それに怒って髪を振り回して顔面を殴るなどして鼻の骨を折る怪我をさせた。

 また別の10代の女子選手にも2010年12月、「演技に気持ちが入っていない。練習しなくていいから帰れ」などと怒鳴りつけて階段から突き落とし、打撲の怪我を負わせた容疑も持たれている。

 JOCが指導者の暴力問題に関する通報制度を創設してから、被害訴えとして寄せられた最初の事件、およびび刑事立件された最初の事件にもあたる。JOCの担当弁護士を通じて大阪府警にも相談が寄せられたという。同コーチはJOCの強化委員を務めているが、JOCからは12月9日午後時点ではクラブ名やコーチの氏名などの発表はない。

 このような行為を「指導の範囲」などと言い逃れしようなど、決して許してはいけない。明らかに感情的な暴力にほかならない。

 また同コーチは、2013年2月より泉大津市の教育委員も務めている。泉大津市としても、このような人物を教育委員にしたことは問題ではないのだろうか。

(参考)
◎体操の女性コーチを傷害容疑で書類送検(日刊スポーツ 2013/12/9)
◎体操女性コーチ、五輪有望女子を階段突き落とし(読売新聞 2013/12/9)

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