大阪市、学テ学校別成績開示正式決定

 大阪市教育委員会は10月8日の会議で、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の学校別成績の開示を原則義務付けることを決めた。

 大阪市では、橋下徹市長の意向を受け、各学校毎に設置された学校協議会の判断で開示できるようにはなっていた。しかし実際に開示した学校は約4.4%にとどまった。そのため、教育委員会として開示を義務付ける方向での議論がおこなわれた。
 教育委員会議では、長谷川恵一教育委員長(学校法人理事長)が強い懸念の意を示したが、大森不二雄委員(文部官僚から教育研究者に転身)が強く支持する意見を出すなどした。最終的には教育委員の多数決で開示が決定した。
 特別支援学校や1学年1学級の小規模校を除く全ての学校で、学校別の平均正答率などを開示させる。永井哲郎教育長は「規則なので従ってもらうのが前提だ」と発言し、従わない場合は処分の対象になるという認識を示した。
 平均点だけがひとり歩きし、平均点がそのまま学校の序列となることが危惧される。また、開示は学校選択制とも連動していることも考えると、混乱が巻き起こることは容易に予想できる。
(参考)
◎学力テスト結果、原則公表=「小中選択制」導入で-大阪市教委(時事通信 2013/10/8)
◎全国学力テストの開示を義務化…大阪市教委(読売新聞 2013/10/8)
◎学力テスト 大阪市が公表義務付け 違反なら処分対象(東京新聞 2013/10/8)
◎大阪市 学力テスト結果公表義務づけ(NHK 2013/10/8)