学テ、全校で学校成績公表へ:大阪市

 大阪市教育委員会は10月1日の教育委員会会議で、全国学力テストの学校別成績を市立学校全校で公表させる方向で議論をまとめた。

 大阪市では2012年度、市で検討されている学校選択制導入に伴い各学校の成績を公表せよとする橋下徹大阪市長の意向を踏まえ、保護者らでつくる学校協議会の意見を踏まえた上で、校長が成績公表するかどうか判断できるとした。
 一方で、実際に公表した学校は小学校299校中8校、中学校130校中11校の計19校だった。このことに対し「少なすぎる」「教育委員会の責任として全校公表をおこなうべき」などとする意見が出た。出席した教育委員全員が学校別公表を支持したという。
 学校別成績の公表は、平均点だけがひとり歩きしてそのまま学校の序列や「格」として短絡的に扱われることは、他地域での実例でも明らかになっている。平均点を上げるために、通常の授業を中止して予想問題を繰り返し解かせるなどの本末転倒の事例も生まれている。
 また大阪市では学校選択制と結びつけるという前提となっている。学校選択制と結びつくと、そのまま学校や地域の評価につながり、「人気校」と「不人気校」と評価が固定化することにもつながりかねないことは、東京都の一部地域など他地域での実例でも明らかではないだろうか。
(参考)
◎学力テスト 学校別成績公表へ 大阪市教委(しんぶん赤旗 2013/10/3)