大阪市、公募3校長に不適切行為

 大阪市立小中学校に2013年度に着任した公募校長3人が、セクハラやパワハラなどの不適切行為を指摘されていたことがわかった。

 自民党市議が2013年9月19日の市会委員会で質疑をおこない、明らかになった。市教委は答弁で、指摘されたトラブルがあったことを認め、詳細に調査するとした。

 市会での質問では、(1)教職員に「なぜ結婚しないの」「なぜ子どもをつくらないの」と質問した、(2)教頭と言い合いになり土下座させた、(3)勤務時間中に無断外出した、の3事案を指摘した。

 議会質問では3つの事案について、同一人物か別の人物か、また関わった校長の氏名については明らかにはしなかった。その後の新聞社などの取材で、(1)は西成区の玉出中学校校長、(2)は生野区の巽中学校校長、(3)は鶴見区の横堤小学校校長が関わっていたことが明らかになった。

 さらに巽中学校校長については、修学旅行中の川下りの際に生徒をふざけて川に落としたとする、別件の不適切行為も新聞報道で指摘されている。

 大阪市では2013年度に公募校長が11人採用されたが、住之江区の南港緑小学校校長は6月、エリート教育ができないことを不服とするような発言をして辞職表明した。

 さらに港区の三先小学校校長は9月10日、保護者や地域の未成年女性にセクハラを繰り返したとして減給処分を受け翌11日付で更迭されている。また西淀川区の小学校校長は、教職員向けに「偽アンケート」を無断で実施して自分の評価を探ろうとして、厳重注意を受けている。

 11人中6人が不祥事や不適切行為を指摘されたことになる。校長の不祥事としては、これまでにない異常な比率となっている。

 大阪市では橋下市政になってから、校長にかぎらず区長や市長部局の長などトップを何でもかんでも公募する方向に切り替えているが、公募で採用された人物の不祥事率が極めて高い。公募はそれこそ、橋下市長が口癖のように言う「組織マネージメント」に問題があるのではないか。

(参考)
◎大阪市:民間出身校長の不祥事、新たに3人 セクハラなど(毎日新聞 2013/9/20)
◎セクハラ・中抜け…大阪市公募3校長、不祥事か(読売新聞 2013/9/20)
◎公募校長、不祥事釈明…市教委発表と食い違いも(読売新聞 2013/9/20)

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