山形市立中学校暴力強要事件:知事が批判

 山形市立第八中学校バレーボール部顧問教諭が部活動指導中、自らも部員に平手打ちなどを加えた上、さらに部員に対し別の部員を殴るよう強要していた問題で、吉村美栄子山形県知事は9月2日の記者会見で、「生徒同士をたたかせているのは、軍隊のような印象を受けた」などと批判する見解を述べた。


 知事は、教育委員会が暴力強要の事実を公表しなかったことについても「私も報道で知った」「公表すべきだった。体罰への認識を改め、原点に返り問題を捉え直してほしい」と批判的な見解を述べた。
 一方で教諭への処分の見直しについては「県教委が、いろいろな事例、これまでの経緯があって下した判断」として、見直しは必要ないとした。
 一方で秋葉秀出男・山形県教委教育次長は、事案公表や処分にはけがの有無と常習性を重視したとし、「けがはなく、大きな大会前に生徒同士で気合を入れるためだったと聞いている。常習的なものではない」などと強調したという。
 これは極めて悪質なものであり、また常習的なものであるといえる。知事は教育委員会の独立性に配慮しながらも、否定的な見解を述べるほどに悪質なものである。教育委員会としても、これらの行為を些細な事かのように扱うのではなく、重大な事案ととらえ直すことが必要なのではないだろうか。
(参考)
◎バレー部体罰 山形県知事「軍隊のよう」 再発防止を指示(河北新報 2013/9/3)
◎体罰:部員同士平手打ち 「軍隊のような印象」 知事、取り組み改善指示 /山形(毎日新聞 2013/9/3)
◎バレー部体罰で知事「公表すべきだった」(読売新聞 2013/9/3)