愛知県立高校「指導死」事件、有識者委員会が中間報告

 愛知県立刈谷工業高校2年だった男子生徒が2011年6月に自殺した問題で、県の有識者委員会は8月29日に中間報告を遺族側に説明し、記者発表した。


 この問題では、生徒が所属していた野球部で、別の部員への「体罰」を目撃したことや暴言を受けたことなどにショックを受けていたことなどが指摘された。
 有識者委員会は自殺原因について、自殺した生徒が肩にケガをしたこと、「体罰」を目撃することなどで部活動の雰囲気についていけなくなり、うつ状態に陥っていた可能性が高いと指摘した。さらに「体罰」目撃や本人への叱責などが重なって追い詰められたとする見解を示した。
 有識者委員会の見解は、これまで明らかになっていた状況を一定反映しているのではないかと感じられる。今後も慎重な検討を重ね、遺族への誠実な対応と、実効ある再発防止策の提言をおこなってほしい。
(参考)
◎愛知の高2自殺「野球部の体罰など打撃」 調査委報告(朝日新聞 2013/8/30)
◎「顧問の体罰目撃、打撃に」 刈谷の高2自殺 有識者委が中間報告(読売新聞 2013/8/30)