教諭が児童に暴力:大阪・泉南市

 大阪府泉南市立樽井小学校で6年を担任する男性教諭(31)が2013年7月、担任クラスの児童を平手打ちしたり廊下に引き出すなどの暴力を加えていたことがわかった。


 この教諭は2007年度に大阪府教委に採用され、同校に赴任した。2013年度時点では6年の学級担任と体育主任を務めている。
 7月19日の終業式直前の学級活動の際、男子児童が「宿題の漢字ドリルを忘れた」といて、教諭は激高してこの児童を平手打ちしたりすねをけったりし、さらに廊下に引きずり出して突き飛ばすなどの暴力を加えたという。
 隣のクラスの担任教諭は暴力の様子に気づいたものの、止めようとしなかった。児童は廊下に引きずり出された際、廊下の消火栓に頭をぶつけ、口の中を切るケガを負った。
 同級生が帰宅後母親に話し、同級生の保護者から被害児童の家庭に連絡があり、事実関係が発覚した。被害児童の家族は「子どもは強いショックを受けている」などとしているという。
 加害教諭は暴行の事実関係を認め、「指導の中で、ちゃんとやっておいてほしいと思った」と話したという。大阪府教委は事実関係を調査の上処分を検討するとしている。
 単に「自分の思い通りにならなかった」から激高しているとしか思えないような、悪質な暴力であり、こんなものは指導とはいえない。
 またこの教諭については、これまでにも常習的に「体罰」・暴力や暴言があったことが指摘されている。こういう暴力は突発的に起きるものではない。「軽微な」(と加害者側が勝手に定義した)暴力行為を「指導」として日常的に使用しているから、エスカレートしていく場合が圧倒的に多い。
 教育的指導とは無縁の、単なる暴力・虐待行為である。事実関係を詳細に調査した上で、当該者は厳しく処分されるべきであるし、また再発防止策を徹底しなければならない。
(参考)
◎体罰:宿題忘れた小6殴る 府教委、処分検討 大阪・泉南(毎日新聞 2013年8月16日)