橿原市いじめ自殺、いじめ証言明らかに:奈良

 奈良県橿原市立中学校で2013年3月、当時1年の女子生徒が自殺し、背景にいじめが指摘された問題で、学校側が実施したアンケートの中にこの生徒へのいじめがあったとする証言が40件以上あったことがわかった。


 この問題では、学校側がいじめを隠蔽し、調査アンケートの開示を求めた遺族側に対して「遺族側が内容を公表しないこと」「調査委員会の最終報告書がまとまるまで、遺族側が同級生に直接接触しての独自調査をしないこと」を交換条件として突きつけたことも2013年7月に報道されている。
 2013年7月下旬に学校側から遺族にアンケート結果が開示され、同級生の証言が明らかになった。学校側は自ら公表する気はなく、遺族側が記者会見を開いて公表する意向だという。
 新聞報道によると、以下の様ないじめの証言が指摘されている。

  • (所属していたテニス部で)「テニスコートで先輩からひざでおなかを殴られていた」「当時の2年生にけられたり殴られたり」「先輩からいじめを受けていた」
  • (クラス内で)「いつも一緒にいた3人からはみご(仲間外れ)みたいにされて(略)涙を流していた」「3人から無視されたり避けられたりしていた」
  • (自殺の原因について)「一番はやっぱりクラスの友達のことであったり、暴力のことであると思います」
  • 自殺前日には、女子生徒が部活動中にテニスコートの砂でお墓を作り、「『私が死んだらここに入れて』と言っていました」

 学校・教育委員会は「いじめをうかがわせる回答はあった」としながら「いじめと自殺との因果関係は低い」としている。しかしこれはあからさまないじめであり、自殺との因果関係も相当考えられるものである。
(参考)
◎「いじめ」証言40件以上 生徒アンケート、遺族結果公表へ(産経新聞 2013/8/16)