群馬いじめ自殺訴訟、学校関係者への証人尋問

 群馬県桐生市立新里東小学校6年だった女子児童が2010年に自殺し、背景にいじめが指摘されたいじめ自殺事件について、遺族が起こした民事訴訟の第7回口頭弁論が8月10日に前橋地裁で開かれた。


 口頭弁論では、児童が5年生の時の担任教諭、当時の校長、スクールカウンセラーに対する証人尋問がおこなわれた。
 カウンセラーは、児童の母親から「(児童が)学校で「くさい」「きもい」などと言われるので転校したがっている」という話を聞き、校長や担任教諭に報告したことを証言した。一方でスクールカウンセラー自身はそれ以上の詳しい聞き取りをしなかった。
 スクールカウンセラーから報告を受けたとされる点について、担任教諭は「『くさい』は覚えているが『転校したい』は記憶にない」、校長は「記憶がはっきりしていない」と食い違う証言をおこなった。
 担任教諭は「両親から直接いじめの訴えを聞いたことはない」と証言した。校長は、児童は一人で給食を食べていたなどの状況から児童へのいじめの存在を認めたものの、「自殺を予測することはできなかった」とした。
 細かい点は食い違っているものの、学校側が児童へのいじめを早い時期に認識していたことは、学校関係者の証言からも浮かび上がる形となっている。
 少なくともいじめがあったことは、否定できないのではないだろうか。
(参考)
◎桐生の小6女児自殺:いじめ損賠訴訟 いじめの存在認める 証人尋問で校長 /群馬(毎日新聞 2013/8/10)