高校体育館転落事故:大阪地裁が判決

 大阪府立箕面高校在学時の2009年、バレーボール部の練習中、体育館の天井に乗ったボールを取ろうとして転落し後遺症を負ったとして、元生徒の男性(現在21歳)と両親らが学校側の管理責任を指摘して大阪府に約5100万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は7月29日、学校側の過失を認めて大阪府に約2400万円の支払いを命じる判決を出した。

 事故は2009年8月に発生した。生徒は体育館の天井に乗ったボールを取るため、体育館に設置されているはしごを伝って天井に昇った。蛍光灯交換用の通路を歩いていた際、誤って通路脇のベニヤ製飾り板を踏み抜いて転落した。生徒は視力悪化などの後遺症が残ったという。
 判決では2007年にも部員が転落しそうになる事故があったことを指摘し、学校側に事故の予見可能性があったとした。そのうえで、天井にボールが乗らない措置や、天井に昇れないようにする措置を取らなかった学校側には過失があると判断した。
 大阪府教委は「判決を精査した上で対応したい」としている。この事案はこれ以上争わず、判決を受け入れて再発防止策を検討すべきではないだろうか。
(参考)
◎体育館で転落、府に賠償命令=2400万円、バレー部で-大阪地裁(共同通信 2013/7/29)