名古屋いじめ自殺、担任がいじめ放置の疑惑浮上

 名古屋市南区の名古屋市立明豊中学校2年の男子生徒が7月10日に「複数の人から死ねと言われた」などいじめ被害をほのめかすメモを残して自宅近くのマンションから飛び降り自殺した問題で、担任の女性教諭(31)が生徒からいじめの相談を受けながら放置していたという証言がマスコミ報道されている。

 同級生が複数のメディアに証言している。報道によると、いじめが始まった時期については同級生もはっきりと認識していないというが、自殺した生徒に対し「死ね」などの暴言や、蹴られるなどの暴力があったという。自殺した生徒は生前、いじめについて担任に複数回相談していたが放置されたという。
 さらに自殺当日のホームルームでは、同級生が「(自殺した生徒が)自殺すると言っていた」と訴えた。しかし担任はその発言を聞きながら、漠然と聞き流すだけで、何も対応を取らなかった。
 また「死亡した当日、男子生徒はクラスメートから『死ね』と言われた。担任の教諭がそれをあおるようなことを言ったと聞いた」(NHKニュース)とする証言もある。
 マスコミに証言した同級生は、生徒の自殺について「はじめは言われていただけだけど、けられていたりして、エスカレートして、けられたりしてました。『死ね死ね』って言われてました」、「先生に相談して、それから多分、誰にも助けてもらえなかったからです、多分」(FNNニュース)などと話しているという。
 一方で担任は、名古屋市教委の調査に対して「生徒がからかわれているのは見たことがあるが、いじめの認識はなかった」などと話しているとされている。
 これはあからさまないじめ放置である。滋賀県大津市立中学校いじめ自殺事件での担任教諭の態度を思い出す。いじめの事実解明とともに、同級生が証言した担任教諭の言動についても、調査の中で事実だと判断されればしかるべき措置がとられるべきである。
(参考)
◎名古屋市中2男子転落死 担任教諭「いじめの認識なかった」(FNNニュース 2013/7/12)
◎生徒転落死 担任「いじめ認識なかった」(NHKニュース 2013/7/13)