信濃毎日新聞の教科書問題記事

 信濃毎日新聞2013年7月2日付に『教科書 現場の意見を第一に』が掲載されている。


 教科書をめぐる行政や一部政党の「見過ごせない動き」を指摘し、それを批判する論調でまとめられている。
 都立高校の日本史教科書について、「政府は、この法律によって国民に国旗掲揚、国歌斉唱などを強制するものではないことを国会審議で明らかにした。しかし一部の自治体で公務員への強制の動きがある」と書かれた実教出版の日本史教科書を採択しないように求めた問題があった。また、自民党が「教科書法」制定などを打ち出した問題もあった。記事では2つの問題をあわせて論じている。
 この2つの件はそれぞれ独自の問題ではあるが「為政者にとって都合が悪い事実が書かれた教科書を権力的に排除する」という部分ではつながっている。
 東京都の問題では、記事では、学校の選択が妥当としていることと、検定に合格した教科書を都が規制する「二重検定」を指摘し、異を唱えている。また教科書法についても、「自虐史観」を排除するために出されたことが指摘されていることなどをあげ、統制につながると指摘している。
 記事の主張には全面的に賛同である。教科書をめぐるきな臭い統制の動き、なんとしても止めたい。