「体罰」で不登校、提訴準備:大阪・堺市

 大阪府堺市立小学校5年(当時)の男子児童が2012年に担任教諭から「体罰」を受けて骨折し、その後教諭への恐怖感から不登校に追い込まれたとして、被害児童と保護者が堺市を相手取って民事訴訟を準備していることが報じられている。


 担任だった女性教諭(50代)は2012年6月、消しゴムを誤って床に転がしたとして、児童を蹴りつけて骨折させた。また同年11月には、次の授業のために別の教室に移動中だった児童をつかんで引きずり、手首靱帯損傷のケガを負わせた。
 児童は11月の暴力被害後、教諭への恐怖感を訴えて登校できなくなった。教諭は2013年春から他校に異動し、児童はその後登校できるようになったという。
 堺市教育委員会は、教諭がおこなった「体罰」については、児童とトラブルがあったこと自体は一部認めながらも、児童側が指摘している具体的な内容については否定し、「足が当たっただけ」「服を引っ張っただけ」とした上で、児童のけがは否定して「体罰」ではないと主張している。
 不登校については事実関係そのものは認めながらも、理由については「教諭の行為に対する見解の違いで、学校への不信感が芽生えたため」としている。
 これは堺市教育委員会が、事件を隠蔽するために無理筋の主張をおこなっていると解釈できる。
(参考)
◎児童「体罰で不登校に」 賠償求め堺市を提訴へ(朝日新聞 2013/5/12)