兵庫県高校生自殺、両親が報告書に不満の意を表明

 兵庫県川西市の高校生が自殺し、背景に同級生からのいじめが指摘された問題で、第三者委員会の報告書が発表されたことを受けて両親が5月2日に記者会見し、報告書の内容に不満を示した上で、学校の管理責任を問う民事訴訟の提訴を検討していることを明らかにした。


 報告書では、自殺といじめとの因果関係を認定していない。その一方で母親は「いじめがなかったら息子は自殺していない。『関連性がなかった』の一言で済まされたら私たちはどうすればいいのか」と訴えた。また父親は「何のための第三者委員会なのか。『学校擁護委員会』ではないのかと言いたい。きょうまで時間の無駄だった」と話した。
 川西市の第三者機関「市子どもの人権オンブズパーソン」の調査報告書では「いじめを含む学校内の人間関係が原因の可能性は高い」と判断しているが、当事者に直接調査した第三者委員会が因果関係を認定しなかったことにも不満を表明している。
 報告書でいじめがあったことそのものは認定しても、いじめとの因果関係を認定しないというのなら、原因はいったい何なのかと言いたいのだろうか。
(参考)
◎川西・高2自殺 第三者委報告書 両親憤り、民事訴訟へ 兵庫(産経新聞 2013/5/3)