「体罰」・暴言被害の児童・生徒は3%:大阪市立学校

 大阪市教育委員会は4月26日、市立学校(小学校・中学校・高校・特別支援学校459校、計約18万2300人)の児童・生徒を対象にした「体罰」・暴力行為に関するアンケートを発表した。2012年度の1年間で、教師から暴力や暴言を受けたと回答した児童・生徒は5123人にのぼり、全体の約3%に相当することがわかった。


 調査対象は、市の外部観察チームが調査中の高校2校を除いた、すべての市立学校を対象にした。
 一方で「体罰」を加えたとする教員の申告などに基づいて市教委が把握した「体罰」被害児童・生徒数は798人で、児童・生徒本人からの申告とは約6倍の大きな開きがあった。
 このずれについては、教師側が暴力や暴言を意図的に隠している事例や、自分の行為を「体罰」・暴力や暴言とすら認識していない、もしくは日常の行為扱いして時間がたつと忘れてしまっているために申告しなかった事例も多数あるのではないかと考えられる。
 加害者側にとっては「大したことない」とか「日常的なこと」としてすぐに忘れても、被害を受けた側の心身の痛みは長く残るし忘れる可能性も低い。
(参考)
◎体罰・暴言:被害5000人、生徒・児童の3% 教員申告の6倍――大阪市教委アンケ(毎日新聞 2013年4月26日 大阪夕刊)