ゆとり教育見直し提言も

 政府の教育再生会議が11月30日にまとめた中間報告の素案では、多彩な論点が提起されています。論点のひとつとして「ゆとり教育の見直し」もあげられています。

 「生きる力」として導入された「ゆとり教育」ですが、学力低下の問題に直面して、次期学習指導要領では改める方針を提起したということです。
 今の「ゆとり教育」のやり方が失敗だったことは明らかだといえます。何らかの形で改善が求められるのはいうまでもありません。
 しかし歴史的には、日本の学校教育は「学力向上→詰め込み主義の弊害」と「ゆとり→学力低下の弊害」の両極端を交互に発現してきたという歴史があります。日本の教育はその場の認識で両極に振られるだけで、2つの欠点をともに乗り越えるような新たな発展的取り組みにはいたっていないという気がします。
 学力向上についてはもちろん重要で、異論はありません。しかし問題は「具体的にどのようにおこなっていくか」ではないかと思います。今までの「学力向上対策」の失敗を繰り返さないような新たな施策を、子どもの現実から積み上げていけるようにしていかなければなりません。