「体罰」で3人転校追い込む:東京・墨田区

 東京都墨田区立中学校で2011年、教師からの「体罰」を苦にして生徒3人が区内の別の中学校に転校していたことがわかった。


 被害生徒3人は、繰り返し頭をたたかれたり、髪の毛をつかまれて引きずり回されたりしたという。身に覚えのないことで言いがかりを付けられて暴行を受けたこともあった。
 墨田区教育委員会は加害教諭2人に対し、2011年12月に文書注意の措置をおこなった。加害者の一人の30代男性教諭は別の学校に異動し、もう一人の男性教諭は2013年3月末で定年退職するという。
 暴力で生徒を転校に追い込むなど、教師からのいじめといってよい。極めて悪質な行為である。しかし文書注意だけにとどめ、氏名公表や研修措置などもなくそのまま勤務させ続けているのは、区教委の対応にも問題があるのではないか。暴力で転校に追い込もうが大したことはないと宣言しているに等しく、人権感覚が疑われる。
(参考)
◎教師の体罰理由に生徒3人転校(NHKニュース 2013/3/21)
◎体罰理由3人転校 墨田区立中 区教委が2教諭注意(東京新聞 2013/3/22)