給食アレルギー死亡事故で報告書

 東京都調布市立小学校で2012年12月、乳製品アレルギーをもつ5年の女子児童が、給食で誤ってチーズ入りのメニューを食べ、直後に体調が急変しで死亡した食物アレルギー事故について、市教委の調査委員会が3月12日に調査結果をまとめた。


 報告書では事故の原因について、おかわりとして出されたチーズ入りのチヂミを食べたことが事故の原因と認定した。
 また給食調理員が、女児に対して食べてはいけないメニューを十分に伝えていなかったことや、担任教諭が書類で十分に確認せずにチーズ入りチヂミを渡したこと、また女児の異変に対して担任教諭や養護教諭の初期対応に問題があったことを指摘している。
 これらは不十分な対応が積み重なった結果の事態といえる。問題の性質上、特定個人のみに責任を帰するのではなく、教訓を明らかにして対策を強化していくべき問題だといえる。
 報告書ではアレルギー児童の詳細な情報共有や、教職員全員へアレルギー理解を深める取り組みを強化することなどを指摘している。当該校や調布市のみにとどまらず、全国的にもこのような取り組みを進めていく必要があるといえるだろう。