熊本いじめ自殺、町議会で議論

 熊本県和水(なごみ)町議会で3月11日、町立中学校の生徒が2012年7月に自殺し、背景にいじめがあるとして両親が第三者委員会の設置を求める意向を示した件について、いじめと自殺との関係についての一般質問があった。


 複数の議員が「いじめを苦に自殺したのではないか」「町は第三者委員会を設置すべき」などと指摘した。
 井上忠勝町教育長は「からかいや意地悪、悪ふざけのいじめがあったのは事実」と発言した一方、「精査した中ではいじめが(自殺に)直接原因となるようなことはなかったというのが揺るぎない信念」として、いじめと自殺との因果関係を否定した。
 また坂梨豊昭町長は「現時点では、設置の可否を判断する材料はない。意見は差し控える」と答弁した。
 しかしこの問題では、学校側の調査でも、自殺した生徒が石を投げられていた・嫌がるあだ名で呼ばれていたなどの証言が得られている。これは普通に考えればいじめであることは疑う余地がないような内容だが、学校・町教委はいじめと判断していない。これはどういうことなのだろうかという疑念がある。