石川県いじめ訴訟控訴審、双方とも棄却求める

 「石川県加賀市立小学校1年だった2007年以降に同級生9人からいじめを受け、2年当時の2008年にPTSDを発症した」などとして、女子児童らがいじめ加害児童側を訴えた訴訟の控訴審第一回口頭弁論が、3月11日に名古屋高裁金沢支部で開かれた。原告(被害者側)・被告(加害者とされた児童側)の双方とも控訴棄却を求めた。


 この訴訟では一審金沢地裁小松支部で2012年11月、いじめでPTSDを発症したことや担任の対応の不十分さを認定し、加賀市と一部保護者に約700万円の損害賠償を命じる判決が出ている。一方で判決では、いじめに加担したと認定された児童は9人中3人にとどまり、後遺障害への評価も限定的だったという。
 被害者側はいじめの全面的な認定を求めて、また加害者とされた児童側はいじめを全面否定して、それぞれ控訴した。加賀市は「児童への精神的負担を考慮する」として控訴を断念している。
 高裁では和解の可能性も探っていくとしている。高裁でどう判断されるかわからないが、少なくともいじめが存在し、またいじめによって被害者の女子児童がPTSDを発症したことも、事実である可能性が高いとみられる。早期の解決が求められている。
(参考)
◎加賀市「いじめ」訴訟 控訴審の初弁論(石川県)(2013/3/11 日本テレビ・テレビ金沢)
◎加賀いじめ訴訟、控訴審始まる(2013/3/11 北陸朝日放送)