熊本中3自殺、いじめが原因か

 熊本県北部の町立中学校3年だった男子生徒が2012年7月に自殺した問題で、生徒の両親が「背景にいじめがあった」などとして、原因究明の第三者委員会を設置するよう町に申し入れる意向を示していることがわかった。


 生徒は自殺の際、遺書などは残していなかったという。両親の要望を受けて学校側は調査を実施し、「石を投げられていた」「ズボンを下ろされていた」「筆箱を壊されていた」「女性の名前で呼ばれていた」などの事実が判明した。また生徒の回答の中には「いじめが原因だと思う」「嫌なことを言ってくる人がいて、それが悩みだったと思う」などと記したものもあったという。
 しかし学校側は自殺2日後の保護者会でいじめを否定し、また同年8月には調査結果を両親に伝えたものの、「いじめではなかった」と一貫して主張している。
 学校側の対応は、強引な展開で無理やりいじめを否定している点では、鹿児島県出水市立中学校のいじめ自殺事件とそっくりだという印象を受ける。
 いじめをうかがわせるような証言がありながらも、いじめではないという結論先にありきで「いじめはなかった」と結論付けるような形になっている。こんなことでいいのだろうか。
(参考)
◎中3自殺“いじめ”調査委設置を申し入れへ(日本テレビ 2013/3/8)
◎生徒ら「いじめ」認識か 県北の中3自殺(熊本日日新聞 2013/3/9)