いじめ指導、「加害者」がいじめ否定して反発

 佐賀県立高校で学校側の調査でいじめを認定し加害者とされた男子生徒3人に指導を図ったものの、生徒はいずれもいじめを否定していることが報じられた。


 学校側によると、2013年1月、「2年生のクラスでいじめがある」とする情報を受けて調査用紙で調査したところ、クラスの半数がこの3人のうちのいずれかの名前をあげて「この生徒がクラスの別の男子生徒2人をたたいている」などとする情報が出たという。
 学校側は被害生徒やクラスメイトに直接の聞き取り調査をおこない、いじめがあったと認定した。
 一方で加害者とされた生徒は、1人が暴力を認めたものの、いじめについては否定した。学校側は生徒を自宅待機措置とし、その後別室指導をおこなっているという。生徒のうち1人は、いじめ加害者扱いされたことに反発して自主退学の意向を示して登校しなくなった。
 いじめの定義を考慮すると、暴行事案があり被害生徒が苦痛に感じていたことが被害者や目撃者の証言によって裏付けられたことは、加害者がどのように感じようともいじめということになる。
 学校側の指導には、現時点での情報では特に問題となるようなところは見当たらない。一方で、こういうトラブルが出ることも当然考えられることであり、事例を検証して生かしていくような対策を取る必要もあるかもしれない。
(参考)
◎いじめ加害で混乱1ヵ月 県北部の県立高(佐賀新聞 2013/3/4)
◎いじめ:学校側と“加害”側、認定で食い違う 調査のあり方を検証??県北部の県立高 /佐賀(毎日新聞 2013/3/5)