野球部熱中症死亡事故で提訴:新潟

 新潟県立新津高校で2012年7月、野球部の練習中に男子生徒が熱中症とみられる症状で死亡した事故で、両親が新潟県を相手取り約8400万円の損害賠償を求めて提訴していたことがわかった。

 提訴は2012年12月21日付。野球部では2012年7月28日、練習の一環として、校外で約10キロのコースのランニングをおこなった。生徒はその際に意識を失って倒れたとみられる。指導教員らは事前・事後に点呼などをおこなわず、この生徒がいなくなっていたことに誰も気づかなかった。

 生徒が帰宅しないことを不審に思った両親が学校に問い合わせ、生徒が所在不明になっていることが発覚した。生徒は翌日、ランニングコースとなっていた公園の道路脇で死亡しているところを発見された。

 原告側は、当時の気温は33度だったのに体調管理を生徒任せにしていたことなど、学校側の過失を指摘している。一方で新潟県の担当部署は取材に対し「ご遺族の気持ちは察するに余りあるが現在対応を検討中」と回答しているという。

 明らかな過失であり、新潟県は争わずに、事故の教訓を徹底解明し再発防止策を検討した上で、できるだけ早期に解決を図っていくべきではないか。

(参考)
◎新津高生死亡:両親が県を提訴 損害賠償8400万円求め /新潟(毎日新聞 2013/2/23)

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