大津いじめ自殺、教員らへの聞き取りへ

 滋賀県大津市立皇子山中学校いじめ自殺事件で、第三者調査委員会が10月に入り、教諭への聞き取りを始めたことがわかった。

 この問題では当初、教員らはいじめを全く把握していなかったなどと発表された。しかし警察の強制捜査を経て、教育委員会が警察から返還された資料を整理していた際、生徒の生前に教員らがいじめを把握していたことをうかがわせるメモが出てきた。
 生徒の自殺の数日前の2011年10月初め、自殺した生徒が加害生徒から殴られたことを「いじめ行為ととらえて指導」とした記録や、さらに生徒の自殺後、同級生ら約20人の生徒が、自殺した生徒について「定規を割られた」「眼鏡を取って投げられた」などと教員に訴えた記録も出てきた。
 どこでどうなって「教師は誰もいじめは把握していなかった」という発表になったのか。詳細な解明が必要である。
 自殺した生徒と生前に交流があった下級生の生徒は「みんなが知らせ、学校はいじめを知っていたはず。先生たちが正直に話してくれないと、学校を信じられなくなる」などと話しているという。早期の事実解明が待たれる。
(参考)
◎大津いじめ問題 教諭の聞き取り開始…第三者委(読売新聞 2012/10/10)

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