自殺原因は子宮頸がんワクチンと中傷:鹿児島いじめ自殺

 鹿児島県出水市立中学校2年だった女子生徒が2011年9月に九州新幹線に飛び込み自殺し、背景にいじめがあったと指摘されている問題。

 この問題では遺族側が市教委に対し、同級生へのアンケート結果の開示を求めている。しかし市教委側は拒否している。
 この問題を詳しく取材した記事が『Net IBニュース』の連載記事として掲載されている。

 この間の経過について、遺族への取材を中心に、周辺取材を加えて構成されている。
 ここでは、これまでの新聞報道では明らかにされていなかったと思われる衝撃的な内容が記載されていた。
 出水市教育委員会は、生徒の自殺原因について「事故2週間前に接種した子宮頸がんワクチンの影響ではないか」などと中傷したという。医療の素人でもすぐにでたらめと分かるような全く荒唐無稽な中傷であるが、遺族側は医師に見解を求め、医師も「無関係」とする見解を出している。
 責任逃れのためならでたらめだとすぐに分かるような嘘でも平気でつくという行為は、いじめ事件や学校事故ではしばしば見受けられる。大津のいじめ自殺事件では教育長が何の根拠もなく「自殺は家庭の問題」と放言したことは記憶に新しい。また2004年の横浜市立中学校での柔道部重体事故でも、教育委員会関係者は「電柱に頭でもぶつけたのではないか」と言い放ったという。
 第三者から見ても馬鹿馬鹿しい限りだが、当事者の立場だと傷口に塩を塗りこまれるような二次被害を与えることになる。決して許されることではない。


 このいじめ問題への市教委の対応について、9月18日の出水市議会で、中嶋敏子市議(日本共産党)が質問で取り上げる予定だという。議会はインターネットでも中継され、中嶋市議の質問はこの日の4番目、昼過ぎになる見通しだという。