浜松いじめ自殺、第三者委員会の調査手法に疑問指摘

 静岡県浜松市立曳馬中学校2年の男子生徒が2012年6月に自殺し、背景にいじめがあったと指摘されている問題で、第三者委員会が調査する際、同校教員を介して同級生と連絡を取り合っていたことがわかった。

 調査の具体的な日時は「学校を通じて連絡する」などとされ、実際に同校教員から調査日程の連絡を受けた生徒もいたという。
 遺族側が「学校側が介在すると中立性を損なう」と抗議した。抗議を受け、学校側は「第三者委員会に連絡先を教えていいか」という意向確認だけにとどめ、調査の連絡は第三者委員会関係者から直接おこなう方針に切り替えた。
 学校と一体とみられれば、第三者委員会の意味がない。例えば滋賀県大津市のいじめ自殺事件では、具体的ないじめの内容が調査で寄せられたものの、それでも「教師は目の前でいじめを見たのに止めなかった」などの学校不信・教師不信から詳細な内容を書けなかった生徒も複数いたという。
 第三者委員会は、学校から完全に独立した形で実施しなければならない。

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