大津いじめ:転校先の別の暴行で加害者家裁送致

 滋賀県大津市立皇子山中学校のいじめ自殺事件で加害者とされた生徒の一人が、転校先の京都府宇治市立中学校で同級生に別の集団暴行を加えたとして家裁送致されていたことがわかった。

 暴行事件については一部週刊誌で既報だったが、家裁送致を受けて8月22日付新聞各紙が報じている。
 事件は2012年6月12日に起こった。京都府宇治市の神社で、同じ学校の男子生徒数人とともに、同じ学校の別の男子生徒1人を集団でリンチし、池に被害生徒の持ち物を投げ捨てたり生徒のカバンを燃やすなどしたとされる。被害生徒は全治2週間のけがをした。
 被害者が7月に京都府警宇治署に被害届を出し、宇治署は傷害容疑で書類送検。京都地検は2012年8月14日付で京都家裁への送致を決定した。
 7月の週刊誌報道では首謀者格と報じられていたが、今回の新聞各紙報道では首謀者格ではないとされている。しかし誰が首謀者格なのか、そういう瑣末なことは物事の本質ではない。いじめ・暴力事件があった事自体が問題である。
 いじめを隠蔽し正当化させるからこそ、新たないじめ・暴力事件が発生して被害者が出る形になってしまった。大津のいじめで加害者をかばい立て、いじめを加害行為への対処をあいまいに済ませた加害者の親・教師・学校・教育委員会の責任は重い。

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