根性焼き事件、加害生徒側が「要請を受けた」と主張

 仙台育英高校の「根性焼き」事件で、被害生徒に無理やりタバコを押し付けたとされる生徒(自主退学)の代理人弁護士が8月20日、「(根性焼きは)要請を受けてやったもので、傷害罪は成立しない」との意見書を宮城県警仙台西署に提出した。

 意見書によると、被害生徒が「根性焼きを自分もやってみる」などと言い出し、その3日後に被害生徒から「星形に焼いてくれ」「熱くねえ、ここにやって」などと求められるままタバコの火を押し付けたと主張している。
 無理筋の主張だと感じる。いじめの事実をうやむやにした上、被害生徒に頼まれたかのように言い立てることは、実質的に「被害生徒に陥れられて嘘の被害届を出された」と主張しているのと同じである。目先の都合でいじめを正当化したうえ被害生徒に責任をなすりつけるような行為は許されない。
 だいたい、そもそも高校生が火のついたタバコを持っていること自体がおかしい。また自主的にやったものなら、そもそもいじめを受けたとして被害届を出すという行為と矛盾する。