生徒に暴行の教諭を書類送検:大阪市

 大阪府警住吉署は8月16日、生徒に「体罰」・暴行を加えたとして、大阪市立我孫子中学校(住吉区)の藤田秋分教諭(58)=大阪市住之江区=を傷害容疑で書類送検した。

 事件は7月2日午後4時頃に発生した。1年の学級担任で生活指導も担当する藤田教諭は、担任クラスの学級活動の際、1年の別のクラスの男子生徒が教室近くの廊下にいたことに気づいた。
 この生徒が制服のシャツのすそを外に出していたとして激高した教諭は、この生徒の顔面を数回殴ったり、腹を蹴るなどして全治10日間のケガを負わせた。保護者が警察に被害届を出していた。
 教諭は容疑を認め、「服装の乱れを注意して無視をされ、カッとなって暴力を振るってしまった」などと供述したという。
 こんなもの、教育とは無縁の感情的な暴力でしかない。こういう悪質な暴力・人権侵害行為は「教師によるいじめ」と形容しても差し支えないもので、厳しい措置が取られなければならない。
 大阪市教委は処分を検討しているという。しかし大阪市の市長はあの橋下徹。「体罰」を肯定する見解を出し、教育関連条例では「体罰」を事実上合法化するような抜け穴を作っている。ある意味橋下の意に沿った教育方針の実践である(もちろん皮肉)「体罰」事件・人権侵害事件は適当に濁す可能性もあるだろう。今後の加害者擁護の動きには要注意である。
(参考)
◎中1生徒に暴力振るった疑い 大阪市立中教諭を書類送検(朝日新聞 2012/8/16)