継続的ないじめで被害届提出:東京の私立校

 東京都内の私立小中高一貫校に通う高校1年の男子生徒が継続的ないじめを受け、体育祭の時には首を絞められるなどしたとして、8月14日付で警視庁に被害届を出したことがわかった。

 朝日新聞の報道によると、いじめは中学校1年だった2009年6月頃から始まったという。机に「死」と彫られたり、体操服を切り裂かれたり、トイレや更衣室で暴行を受けるなどした。2011年10月の体育祭の時には、首を絞められるなどの暴行を受けたという。
 被害届は体育祭での暴行を対象にして提出した。被害生徒は事件後強迫性障害になり、自殺未遂を繰り返したという。
 学校側は以下のように話している。

 校長は朝日新聞の取材に「被害生徒とコミュニケーションがうまくとれず、いじめの把握が難しかった」と述べたうえで、「いじめ行為はあったが、教員の尽力もあって高校入学後には改善されつつあり、このタイミングで被害届を出されるのは残念」と話している。

 報道を見る限りでは、いじめの手口は滋賀県大津市のいじめ自殺事件を連想するような内容である。もちろん学校内で解決できることが望ましいのだが、被害届提出ということは学校では解決できないと判断されたという意味に受け取っても差し支えないだろう。
 被害生徒の少しでも早い回復を願うとともに、事件の全容解明が待たれる。