宮崎集団暴行、被害者が手記

 宮崎県西都市で私立高校2年の男子生徒が同じ学校に通う少年ら3人から溺れさせられ一時意識不明になった集団暴行事件で、被害生徒が読売新聞の取材に応じて心情を記した手記を発表した。

 事件は2012年7月8日に発生した。加害生徒らは被害生徒を川に突き落としたり、川に入るよう強要したりするなどして溺れさせ、一時意識不明の重体に陥った。被害生徒は、川に入ることを強要されてから病院で意識を取り戻すまでの記憶が抜け落ちているという。
 読売新聞の記事『川での集団暴行、記憶すっぽり抜け…被害生徒』(2012年8月12日)によると、被害生徒が訴えた内容は以下のような内容になっているという。

 「外に出たりすると人の目とか気にして、とてもいやで、寝るときとかも、あの事件がうかんでとても寝れませんでした」と明かし、「(今後)自分が学校に行ったときとても苦しくなり、怒りも出るか心配でたまりません」と吐露した。
 将来、仕事をしたり友人と話したりしたときも、事件を思い返して突然怒りをあらわにしてしまい、人生に悪影響を及ぼすのではないかと恐れている、という趣旨の記述もあった。

 いじめや集団暴行で、被害者は身体的な傷だけではなく、後遺症に長い間苦しめられることも珍しくない。加害者にとっては大したことではないだろう。しかし被害者にとっては長期間、場合によっては一生、自分に落ち度があったわけでもないのにいじめ・集団暴行の後遺症とたたかっていかなければならない。

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