大津いじめ自殺、調査委員会発足へ

 滋賀県大津市立皇子山中学校いじめ自殺事件で、大津市が設置する外部調査委員会の初会合を8月25日に開く方向で調整していることがわかった。

 調査委員については、遺族側が推薦した尾木直樹氏(教育評論家・法政大学教授)など3氏と、大津市が推薦した3氏の6氏となっている。
 大津市は3団体に適任者の推薦を依頼し、大阪弁護士会の横山巌弁護士(日本弁護士会連合会推薦)、桶谷守京都教育大学教授(日本生徒指導学会推薦)、臨床心理士の野田正人立命館大学教授(滋賀県臨床心理士会推薦)の3氏を市推薦の委員に内定した。
 また大津市は、委員とは別に、関係者からの聞き取りの実務を担う調査員を委嘱する方針を遺族に打診している。調査員は学識などの専門性を有し、大津市と利害関係のない人を想定しているという。
 学校事故の外部調査委員会に当事者遺族の意向が反映されるのは、前例がないと思われる異例のことである。過去の学校事故では、行政の意向を受けて、行政に都合の良い結論が先にありきかのような無理筋の調査結果が出されたこともあった。今回はそういうことではなく、利害関係のない立場で、きちんとした調査結果が出ることを願いたい。
(参考)
◎大津いじめ自殺:外部委、25日初会合 調査員が聞き取り(毎日新聞 2012/8/11)