女子生徒自殺、遺族独自調査でいじめ証言:鹿児島・出水市

 鹿児島県出水市立中学校2年だった女子生徒が2011年に自殺した問題で、遺族側の独自調査で自殺した生徒へのいじめをうかがわせるような回答が複数あったことがわかった。

 2011年9月1日、女子生徒は陸橋から九州新幹線の線路に転落し、新幹線にはねられて死亡した。状況から自殺とみられている。
 事件直後に学校側は、全生徒を対象にアンケートを実施した。しかし学校・教育委員会は「直接のきっかけとなる出来事は確認できなかった」 と結論づけた。
 遺族側がアンケート結果の開示を求めたが、学校・市教委は「臆測で誤解が生じ、第三者を傷つける恐れもある」 などとして拒否し続けた。遺族側は出水市教委に対し、開示を求める署名約3800人分を8月9日付で提出している。
 一方で、自殺した生徒がいじめられているという証言が複数あり、遺族側が同級生らに独自調査をおこなったところ、「物がなくなったり、スリッパがグチャグチャにされたりしていた」「いじめられても『どうしたらいいかわからない』と言っていた」 など、いじめをうかがわせるような回答が十数人から得られた。
 出水市教委は遺族側の独自調査について、「遺族のアンケートに書かれていることは、市教委のアンケートにも書かれていた。調査したが具体的な内容が不明で、いじめとは断定できない」(山下敦宏・学校教育課長) などとコメントしたという。
 これってどこからどう読んでも「具体的な内容」としか読めないのは、私の読解力の問題なのだろうか。またこういう証言そのものが、いじめの具体的な兆候ではないのか。
 「具体的な内容が不明」「いじめとは断定できない」とは、まず結論ありきでそういうことに無理やり結論づけたとしか思えない。
(参考)
◎鹿児島・自殺中2遺族がアンケ…「いじめ」複数回答(読売新聞 2012/8/10)

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